鈴鹿8耐 TOP4 アベレージタイム比較

EWC

TOP4の各スティントごとにアベレージタイムを算出し、グラフ化してみました。それぞれのチームと比較しながらお楽しみください。なお、ピット作業にかかった時間は省いて算出しておりますので、純粋なライダーのラップタイムを示しています。

HRC:驚異のアベレージタイムがほぼ9秒ジャスト!高橋巧選手とザルコ師匠がアベレージでも8秒台を記録しているスティントが多い。名越選手も十分速いのに、両者が更に速すぎて・・・これは勝つわ。ザルコ師匠は6月公開テストと7月レースウィークのみでこのタイムを記録。耐久ならではのバックマーカー処理も苦にせず。さすがMotoGPライダーというのが、データを見ても分かります。

YART:カネパ選手は安定して9秒台を記録。フリッツ選手が全スティント8秒台!今大会は、フリッツ選手がYARTを引っ張っていったことが分かります。一方、ハニカ選手は前日のTOP10トライアルの転倒で慎重になったか(もしくは、どこか痛めていた?)。たらればですが、あの転倒がなければ、YARTの結果も少々変わったかもしれません。が、逆に言えば、あの転倒で3人が落ち着いて着実にチェッカーを受けたのかもしれない・・・ので、何ともいえないですね(笑)でも最後はHRCに対してプレッシャーをかけて面白いレースを見せてくれたので、大満足です。2位おめでとう!

ヨシムラ:第一印象は、タイムのばらつきが少ない!各ライダー燃費を気にしながら戦略的に走っていたのがなんとなくわかる。特にすごいのが、最後のスティント、他のチームは10秒以上のラップタイムに対して、渥美選手は9秒台!あの熱い走りにはシビれた!また、Moto2ライダーのアレナスもこの土日にぶっつけ本番で、10.31のアベレージタイムはびっくり。初めてのマシン、コースでこのタイムです。化け物か。

Ducati:なんといっても水野選手のTOPを追いかける気合の入った走り。1スティントも大いに盛り上げてくれましたし、他のスティントも前者に猛追していました。Ducatiになってからより優勝に貪欲で、より頼もしいライダーになった印象を受けています。悔しい結果が続いていますが、いつか勝利をもぎ取ってくれる時が非常に楽しみです。あと、シャーリン君も結果的に4スティント走り、かなり身を削って頑張ったと心を打たれました。3スティント目はアベレージ8秒台で良い感じでしたが、そのままダブルスティントはさすがに体力的にもタイヤ的にもきつかったか、ラップタイムがどんどん落ちていきました。今回ヨシムラとの表彰台争いには敗れてしまいましたが、彼はよく戦ったと心の底から思います。

皆さんはこのデータから、どのような考察をされるでしょうか?こうやってデータをまとめていると、レースを見るだけでは分からなかったことが明らかになっていくので、違った角度でモータースポーツがもっと楽しくなっていきます!皆さんのいろいろなご意見とご感想を伺いたく思います!

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